物件を内覧する際、購入検討者は玄関に入った時点で購入するか否かを決めると言われています。物件内覧において、それほどまでに第一印象は重要なのです。物件を良く印象づける方法がホームステージングです。

内覧した物件に住みたいかどうかは、最初の6秒で決まるとも言われています。そのため、不動産販売では、第一印象は特に重要であると考えられます。

同じような条件の不動産でも、内覧時に内部がぐちゃぐちゃな物件と綺麗にリノベーションされている物件では、後者の方が早く売れます。

ホームステージングは日本よりもアメリカで盛んなサービスで、内覧に来た購入希望者の印象を良くすることで、スムーズな売却を目指します。特に中古物件では、ホームステージングで魅力的な空間を演出することが必須になりつつあります。

インテリアの中でも、空間演出に大きな影響を与えるのが家具の素材です。自然の素材か人工的な素材なのかでも印象が全く違いますし、素材そのものの柔らかさや硬さは、部屋の空気感も左右します。

また、同じ素材でも質感が違えばインテリアの印象も変化します。例えば同じ木材でも、ゴツゴツしているものとツルツルしているものでは異なった印象を与えます。

その部屋をどんな雰囲気にしたいのか、見る人にどんな印象を与えたいのかによって、それに適した素材や質感の家具を選ぶことはホームステージングの基本です。