2024.11.05

生活動線を考えたレイアウトのポイント

生活動線とは、人が住居内で移動する際に描く線のこと。スムーズな生活動線を意識した間取りや家具配置は、快適な暮らしを実現するうえで非常に重要です。ここでは、モデルルームでも応用できる生活動線を考えたレイアウトのポイントを紹介します。

目次

動きやすい配置を重視

  • キッチンとダイニングの適切な距離
  • リビングの家具配置での動線確保

収納スペースの工夫

  • クローゼットやシェルフの配置
  • 使いやすい収納アイデア

快適な住居空間のための家具選び

  • ソファとラウンジチェアの配置
  • テーブルの選び方

生活動線を考えた住宅の空間演出はKAGKASへ

動きやすい配置を重視

生活動線を考える上でまず意識したいのが、人が自然に動けるスペースを確保することです。家具の配置一つで、動線が阻害され、住空間が狭く感じてしまうこともあります。 

キッチンとダイニングの適切な距離

キッチンとダイニングの距離は、食事の準備や片付けの効率に大きく影響します。近すぎると圧迫感がありますが、遠すぎると移動が負担になります。一般的には、冷蔵庫から食材を取り出し、調理してダイニングテーブルに配膳するまでの一連の動作がスムーズに行える1.5m~2.5m程度の距離が理想とされています。

リビングの家具配置での動線確保

リビングは家族が集う場所であると同時に、動線が交差する場所でもあります。テレビ台やソファなどの大型家具を配置する際は、人が通るスペースをしっかりと確保することが重要です。たとえば、ソファを壁にピッタリと付けるのではなく、少し空間を空けることで、背後を通路として活用することができます。また、家具の角は事故の原因となる可能性もあるため、丸みを帯びたデザインのものを選ぶ、またはコーナーガードを設置するなどの工夫も有効です。

収納スペースの工夫

収納スペースの不足は、生活動線を阻害するだけでなく、見た目の印象も損ねてしまいます。限られたスペースを最大限に活用し、効率的かつ美しい収納を目指すことで生活動線の確保にもつながります。

クローゼットやシェルフの配置

クローゼットやシェルフは、衣類や日用品を収納するのに最適なスペースです。設置場所やサイズを検討することで、デッドスペースを減らし、収納力を高めることができます。例えば、壁一面のクローゼットは、収納力抜群であると同時に、ゴチャつきがちな収納内を扉で隠せるため、空間を広く見せる効果もあります。また、オープンシェルフは、ディスプレイのようにアイテムを飾ることで、お洒落な空間を演出することができます。収納するものに合わせて、オープン収納とクローズド収納を組み合わせてみるのも良いでしょう。

お洒落なオープンシェルフを使用したインテリア
↑デザイン性のあるオープンラックで収納力&お洒落さを両立

使いやすい収納アイデア

収納方法を工夫することで、さらに快適な空間を実現することができます。使用頻度の高いものは取り出しやすい場所に置き、使用頻度の低いものは奥にしまうなど、用途に合わせて収納場所を決めましょう。また、収納ボックスや仕切りを活用することで、整理整頓がしやすくなるだけでなく、見た目もスッキリとします。収納グッズを選ぶ際には、素材や色味を統一することで、空間全体に統一感が生まれます。

快適な住居空間のための家具選び

家具選びは、快適な居住空間を作る上で重要な要素の一つです。生活動線を考慮し、空間の広さや用途に合った家具を選ぶようにしましょう。

ソファやラウンジチェアの配置

リビングの中心となるソファは、くつろぎやすさだけでなく、動線を妨げないサイズや配置を選ぶことが大切です。圧迫感を与えないよう、部屋の広さに合ったサイズを選びましょう。また、L字型ソファは、大人数が座れるだけでなく、空間にメリハリをつける効果もあります。最近では、用途や広さに応じて組み替えられる分割式のL字型ソファも人気です。一方、一人暮らし用のワンルームやコンパクトなリビングには、二人掛けソファやラウンジチェアを組み合わせることで、圧迫感を軽減できます。

ダイニングテーブルの選び方

ダイニングテーブルは、食事だけでなく、読書や仕事など様々な用途に使えるものを選ぶと便利です。家族構成やライフスタイルに合わせて、適切なサイズを選びましょう。近年では天板が丸いタイプのダイニングテーブルも動線確保に有効で人気です。2人で使用するなら直径70cm程度~、4人で使用するなら直径100cm程度~のサイズを目安に選ぶのがおすすめです。

円形ダイニングのインテリア事例
↑円形ダイニングテーブルでコーディネートした事例

生活動線を考えたホームステージングはKAGKASへ

ホームステージングを実施する際、お部屋の内装やターゲット層にマッチしたインテリアコーディネートは必須ですが、生活動線を意識したレイアウトにすることで、物件購入後の生活イメージがリアルに想像でき、購入後のミスマッチも防ぐことが可能です。生活動線まで考えたインテリアコーディネートはKAGKASにお任せください。豊富な家具の中から、トータルコーディネートしてホームステージングを行います。
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