2026.08.03

平屋の売却は難しい?その理由と早期売却のポイント

昨今、コンパクトな住まいを求める方が増えていることから、新築業界では平屋が「暮らしやすい住まい」として人気が高くなっているとされます。特に、少子高齢化が進む日本では、日常生活の中で階段移動が少なくなる、段差のない安全な住まいを実現しやすいなどといった理由で、高齢者の終の棲家として平屋の人気が非常に高くなっています。

しかし、中古住宅として売却を考えた時には、2階建て住宅などと比較すると、平屋の売却は難しくなるという声を聞く機会が多いです。平屋は、2階建て住宅と異なる視点で評価されやすいという特徴があるため、中古住宅として売却する際には、適切な売却活動が実施できていないと、売れ残ってしまいやすいと言われているのです。

そこでこの記事では、中古住宅として見た場合、平屋の売却が難しくなる理由や、スムーズな売却を実現するためにおさえておきたいポイントについて解説していきたいと思います。平屋の売却は、適切なターゲットの設定、平屋ならではのアピールポイントの選定などが非常に重要になるので、少しでも高く、またスムーズに買い手を見つけるためにも、記事内で紹介する「コツ」をおさえておきましょう。

平屋の特徴と、売却しにくいと言われる理由

それではまず、「平屋」と呼ばれる住宅の特徴と、売却を検討した時に買い手を見つけるのが難しくなるとされる理由について解説していきます。

平屋は、簡単に言うと「1階建て住宅」のことを指しています。昭和の時代に多く建築されていたタイプの住宅で、最大の特徴は、階段が不要になるため日常生活における家の中での移動が楽になるという点です。平屋は、主に以下のような事がメリットとみなされ、令和の住宅市場で再注目されるようになっています。

  • 暮らしやすさと安全性
    平屋は、階段がないため小さなお子様や高齢者なども安全に宅内を移動できるという点が最大のメリットです。また、日々の生活の中で上下移動が無くなるため、掃除や洗濯などの家事動線が短くなり、手間が少なくなります。さらに、2階建て以上の建物と比較すると、建物そのものが低くなる、上の階の重みが無くなるといった点で、地震などの揺れに強くなり、家族の安全を守りやすくなるという点も地震大国である日本の住宅としては大きな魅力です。
  • 家族とのつながりを感じやすい
    平屋の場合、そこに暮らしている家族は、全員が同じフロアで活動することになります。そのため、日常生活の中で、お互いの様子を常に確認できるようになるなど、家族同士のつながりを感じやすくなる点がメリットと捉えられています。
  • 建築、メンテナンスコストの削減
    2階建て以上の建物と比較すると、構造がシンプルになるため、建築コストが抑えられます。また、住み始めてからのメンテナンスコストも、比較的抑えやすいというメリットがあります。例えば、外壁や屋根のメンテナンスの際には、足場にかかる費用が大幅に軽減されます。
  • 開放感のある住空間を実現しやすい
    平屋は、高い天井や中庭など、自由な空間を作りやすく、開放感のある住空間を構築できます。また、広い敷地を確保して庭を作れば、家庭菜園やアウトドアアクティビティを楽しむことができます。平屋の場合、庭で子供を遊ばせる時も、宅内にいる人の視線が届きやすいため、安全を見守りやすくなる点もメリットと言えるでしょう。

平屋は、2階建て以上の住宅と比較すると、上記のような点がメリットとみなされ、少子高齢化が進む日本で再評価され始めています。ただ、たくさんのメリットが存在する一方、中古住宅として売却を考えた時には、買い手を見つけにくいと言われるケースも多いのです。

それでは、平屋が売れにくいと言われるのはなぜなのでしょうか?その点についても、以下で解説していきます。

平屋が中古住宅として売れにくいと言われる理由

平屋の特徴やメリット面を見ると、中古住宅としても「人気になってもおかしくないのに?」と感じる方が多いと思います。しかし、平屋は、一方的にメリットが存在する住宅形状なのではなく、平屋ならではのデメリットもきちんと存在しているため、売却に苦戦するケースもあるのです。

ここでは、平屋が2階建て以上の住宅と比較した時、「売れにくい!」とみなされる理由について解説していきます。

■デメリット1 居住スペースが狭いためターゲットが絞られる

平屋は、2階建て以上の住宅と比較すると、どうしても部屋数が少なくなりがちです。しっかりと部屋数を確保するためには、家そのものを大きくしなくてはならないため、広い土地が必要になることで価格が高くなってしまいます。

そのため、一般的な平屋住宅は、家族の人数が多い世帯が購入ターゲットになりません。つまり、売却対象者の母数が少なくなる分、売却活動に苦戦しやすいと考えられているのです。

■デメリット2 2階建て以上の建物よりコスト面で不利になると思われている

上述した通り、それなりの部屋数が確保された平屋住宅は、広い土地が必要になるため、どうしても総額が高くなってしまいます。土地の部分にお金がかかってしまうため、「それなら2階建て住宅の方が良い」と考える人が多いのです。

さらに、固定資産税など、購入後のランニングコストについても平屋の方が不利になると考えられています。例えば、床面積が同じ広さの平屋と2階建て住宅の場合、平屋はより広い土地が必要になります。その結果、固定資産税の税額がどうしても高くなってしまうのです。2階建て以上の住宅は、固定資産税を安く抑えるという面で考えると、有利に働く場合が多いため、「同じ面積なら2階建て以上の建物が良い」と平屋が敬遠される可能性が高くなるのです。

■デメリット3 日当たりや風通しに難がある

平屋住宅は、日当たりや風通しが周辺建物の影響に左右されやすいという面から、建物の立地条件によっては売却が難しくなる傾向にあります。先程紹介した通り、平屋は、2階建て以上の住宅と比較すると、背が低くなります。つまり、周囲に高い建物が存在するだけで、日当たり条件が悪くなってしまうのです。また、風通しの面でも、周囲を他の住居に囲まれるという条件下では、せっかくの開放感も台無しになってしまうでしょう。

この他、そもそも2階建て住宅と比較すると、部屋数が少ない平屋の場合、太陽光を取り込める窓の数がどうしても少なくなってしまいます。大きな窓を設置すれば、平屋でも自然光を取り込みやすいですが、この場合、防犯面や家族のプライバシー面に問題が生じるなど、別の問題に発展します。部屋の窓数のことなどを考えると、やはり2階建て以上の建物の方が多くなるため、平屋は「閉塞感があるのでは?」と考えられ敬遠されることがあるのです。

■デメリット4 水害リスクを不安視される

日本は、地震や台風などの自然災害が多い国として有名です。そしてさらに昨今では、夏場の集中豪雨による水害が多発しており、今まで水害の被害に遭ったことがないような地域でも、住宅が浸水被害でダメになってしまった…と言ったことが増えているのです。

河川の氾濫などによる水害対策のことを考えた時には、生活スペースが全て1階部分に用意される平屋は、どうしても「リスクが高い!」とみなされてしまいます。実際に、2階建て以上の住宅は、万一の際は、家族や貴重品を2階に避難させることができ、難を逃れられる可能性が高くなるのです。しかし、平屋の場合、どこにも逃げ場が無くなるため、災害時の安全性に不安を感じてしまう訳です。特に、ハザードマップ上、浸水想定区域に入っているようなエリアの場合、平屋は危険性が高いと敬遠されがちです。

■デメリット5 夏は太陽光の熱で暑い

夏の猛暑化が進む昨今では、平屋を選んだ場合、室内にいても暑さを感じるのではないかと考える方が多いです。2階建て以上の建物であれば、強い日差しによる熱は、上の階がバリアとなり、1階部分にまでは届きにくくなります。

しかし平屋の場合、太陽光の熱を全て1階部分の居住空間が受けることになるため、夏場は暑く感じてしまいやすくなるのです。また、空調効率が低下することで、光熱費が高くなるなど、ランニングコストにも影響を与える可能性があります。

平屋は、さまざまなメリットがある一方、平屋ならではのデメリット面が目立ってしまい、中古住宅を探している方の多くから敬遠される可能性があるのです。結果的に、売りに出しても長期間売れ残ってしまい、想定よりも値段を下げなければ買い手が見つからない…と言った状況になるケースも多いです。

平屋の売却を成功させるためのポイント

前項でご紹介した通り、平屋にはさまざまなメリットが存在することは事実ですが、売却活動が難しくなる要因も併せて持っているのです。平屋の売却に関しては、一般的に以下の様な方法が選ばれますが、スムーズかつ高値での売却を実現するためにはどのようなことに注意すれば良いのでしょうか?

  • 現況のまま売りに出す
    リフォームや解体などせず、そのままの状態で不動産会社に仲介を依頼するというパターンが多いでしょう。売却準備のために多額の費用や時間をかける必要が無いので、売主にとっては最も理想的な売却方法です。築浅物件や定期的にメンテナンスが実施され状態が良い物件であれば、現況のままでも十分に売れる可能性があるでしょう。ただ、建物や設備の老朽化が目立つ物件は、内覧時の印象が悪くなり、売却に苦戦しやすいです。
  • リフォームして売却する
    平屋は、高齢者世帯や小さなお子様がいる子育て世帯に注目されやすいので、購入後「すぐに住める」状態に整えておくことで売却しやすくなることがあります。築年数が経過していても、清潔感や管理状態が良いことが伝われば、高評価を受けやすいのでスムーズに買い手が見つけられます。ただ、リフォームに関しては、費用をかけすぎると売却金で回収することが難しいです。また、中古住宅の購入を考えている方は、購入後に自分の好みに合わせてリフォームしたいと考えている人が多いです。したがって、リフォームするにしても、必要な部分だけにおさえるなど、全面リフォームなどは控えた方が良いです。どの部分をリフォームするのかは、プロである不動産会社と相談しましょう。
  • 建物を解体して売却する
    「平屋を売る」とは少しずれてしまうかもしれませんが、築年数が古く、老朽化も進んでいるという物件の場合は、解体して土地として売却する方が良いケースが多いです。特に、土地需要が高いエリアなら、更地にした方が買い手を見つけやすくなります。なお、再建築不可物件の場合は、解体して更地にすると新築できなくなる可能性があるので、注意が必要です。
  • 買取業者に依頼する
    「とにかく早く売りたい」「売りに出しても長期間売れ残っている」という状況であれば、不動産買取業者に相談すると良いです。市場価格よりも安く売却する結果になりますが、状態が悪い物件でも問題なく購入してもらうことができます。不動産買取業者に依頼する場合は、複数の会社に見積もりを取り、査定を高くつけてくれた業者を選ぶと良いでしょう。

平屋の売却でも、その方法はいくつかの選択肢があります。どの方法が適しているかは、築年数や建物状態、土地の需要、売却までの期限などによって異なるので、慎重に選ぶと良いでしょう。それでは、仲介での売却を目指す際、スムーズかつ高値での売却を実現するためにおさえておきたいポイントをご紹介します。

ターゲットを間違わない

平屋は、2階建て以上の物件と比較すると、売却しにくいと言われることがあります。上で紹介したような理由から、買主側に敬遠されてしまうことがあるのです。ただ、「平屋は一切需要がない!」というわけではなく、実際には一定の需要が存在しています。

特に、ライフスタイルや価値観的に「平屋で暮らしたい!」と考えている購入層が確実に存在しているため、スムーズな売却を目指すのであれば、購入ターゲットに向けた適切な活動を行うということがポイントになるのです。ここでは、中古住宅として平屋を求めている主なターゲットをご紹介します。

■高齢者や小さなお子様がいる子育て世帯

平屋売却の最も有力なターゲットとなるのが、高齢者世帯や小さなお子様がいる子育て世帯です。このタイプのご家庭には、平屋ならではのメリットがぴったりとはまるのです。

平屋は、生活空間が1階部分に集約されているため、日常生活の中で階段移動が少なくなります。また、構造的にバリアフリー化がしやすく、段差のない生活空間を作りやすくなるのです。その結果、体力の衰えた高齢者や小さなお子様にとっては、安全かつ快適に生活できる空間となるのです。

高齢者世帯にとっては、将来、介護が必要になった時のことを考えても、フラットな生活空間を実現できる平屋のメリットが大きく、「終の棲家は平屋が良い」と積極的に探している人が増えています。

■DINKsなどの共働き世帯

共働き世帯も有力な平屋の売却ターゲットになるとされています。DINKsとは、共働きで意識的に子どもを持たない夫婦や、そのライフスタイルのことを指しています。

このタイプの方は、世帯収入にゆとりがあり、家事効率や住環境の質を重視するため、平屋が魅力的な選択肢になるとされているのです。平屋を選択すれば、掃除や洗濯、料理などの毎日の家事について、その動線が短くなり、上下階の移動も少なくなるので、家での生活がより効率的になります。また、子供がいないということから、部屋数も求めないため、平屋ならではのデメリットが軽減されるのです。

平屋の中でも、広い敷地を確保できていて、在宅ワークスペースや広い駐車場などが確保できている物件は、特に人気が出やすいはずです。平屋は「高齢者世帯が選ぶ物件」というイメージがあるかもしれませんが、近年では、立地やデザイン性が良い平屋の場合、若手世代にも十分な需要が見込めるようになっています。

■一人暮らしの方

昨今では、さまざまな理由から「結婚はしない」という選択をする方が増えています。例えば、2020年に実施された国勢調査によると、日本の生涯未婚率(50歳時点の未婚率)は、男性が28.3%、女性が17.8%となり、過去最高を更新しています。さらに、有識者によると、2025年には男性の生涯未婚率は35%程度になるのではないかと指摘されているなど、今後も「一人暮らし」を選択する人の数は増えていくのではないかと予想されているのです。

そして、一人暮らしの方にとっては、部屋数が多い2階建て以上の物件は、どうしても持て余してしまうため、費用対効果が悪いと感じてしまいます。そこで、こういった方がマイホームを持つ際には、趣味のためのスペースなども広くとれる平屋を求めるケースが多いのです。つまり、平屋の売却を検討している方にとっては、一人暮らしの方が非常に有力なターゲットとなるわけです。

平屋は、ある程度の部屋数を求める大家族にとってはデメリットの方が多く感じられますが、上記のような方にとっては、平屋こそが自分たちの理想の生活をするための拠点となり得るのです。したがって、平屋の売却を考えた時には、「どのような人に需要があるのか?」をよく考え、そこに向けた売却活動を進めていくということがポイントになります。

平屋ならではのアピールポイントをまとめておく

平屋の売却を進める際には、2階建て以上の住宅にはない平屋ならではのアピールポイントときちんとまとめておく必要があります。ターゲットを定め、その人たちの心を的確につかめるようなアピールポイントを導き出せば、魅力的な物件広告を作ることができますし、内覧時の案内もスムーズに進みます。

ここでは、平屋の売却で、購入希望者にアピールできる主なポイントをまとめてみるので、自宅がそれに該当するのかチェックしてみると良いでしょう。

  • 家事動線がシンプルで使いやすい
    平屋は、上下階への移動が無くなるため、日々の家事の負担が大きく軽減できます。特に、キッチンや洗濯機置き場、物干し場がコンパクトにまとめられている物件の場合、料理の合間に洗濯を進めるなど、他の家事を同時並行して行えるようになります。掃除に関しても、掃除機などの重たい荷物を持って階段を上り下りする必要がなく、また掃除しなければならない部屋も少なくなります。家事負担の軽減は、高齢者や共働き世帯にとっては、非常にありがたいポイントになるはずです。
  • コミュニケーションが取りやすい
    平屋は、全ての居室がワンフロアにまとまっています。そのため、家族が自然と顔を合わせやすい住まいとなり、家族がコミュニケーション不足に陥る可能性が低くなります。また、小さなお子様がいるご家庭の場合、リビングなどに子供を寝かせておけば、調理中もその様子を逐一確認できるので、安心感が高いです。家族間でのコミュニケーションを大切にしたいと考える人には、非常に優れたポイントになるので、内覧時にアピールしてみましょう。
  • 家事や地震に強い
    平屋は、そもそも階数が少ないため、耐震性の面では2階建て以上の建物よりも有利です。通常の住宅の場合、「耐震住宅」や「免震住宅」などとして構造自体を強化することで地震に強い住宅にするのですが、この場合、建築コストが高くなってしまいます。平屋は、そもそもの構造からして地震に強いため、その部分に余計なコストがかからないのです。さらに、万一火災などが発生しても、避難経路がシンプルで、屋外に避難しやすいというメリットがあります。
  • 小さな子供や高齢者が安全に生活できる
    平屋は、家の中を移動する際、階段がありません。また、段差も少なくすることができるので、小さなお子様や身体機能が低下した高齢者にとっては非常に住みやすい環境になるのです。2階建てや3階建ての住宅と比べると、バリアフリー設計も導入しやすいため、車椅子移動になった時も安心できるなど、生涯安全に暮らせるということが大きなアピールポイントになります。

平屋は、2階建てや3階建て住宅にはないメリットがたくさん存在しているので、自宅のアピールポイントが的確に伝わるようにするためにも、事前にまとめておきましょう。

平屋をスムーズに売却するならホームステージングがおすすめ!

ホームステージングは、以下の画像のように、売却を予定している物件内に、家具やインテリア、照明や植物を配置することで、魅力的な空間に見せる空間演出のことです。物件内に家具などが配置されている状態だと、内覧者に入居後のそこでの生活を具体的にイメージさせることができるようになるため、早期かつ高値での成約を後押しすることができるのです。

■ホームステージング実施前

■ホームステージング実施後

画像を見て分かるように、ホームステージング前後で物件の印象が大きく変わるはずです。ホームステージングを実施すれば、物件広告にもより魅力的な写真を採用することができるようになるため、広告反響率が向上します。そして、内覧にまで足を運んでもらった時には、入居後の自分たちの生活を具体的にイメージさせることができるようになるので、購入希望者の購買意欲を高め、早期の成約につなげることができるわけです。

そしてこのホームステージングが、平屋の売却に適している理由としては、対策の実施の流れも関係します。ホームステージングを実施する際には、大まかに以下のような流れで作業が進みます、

  • ①ターゲット層を明確化する:売り物件の購入ターゲットがどのような層の人になるのかを考えます。
  • ②片付けと掃除:物件内の荷物を減らし、部屋中を隅々まで綺麗に掃除する。
  • ③家具やインテリアを設置:①で決めたターゲット層に最も好印象を与えられるような部屋にコーディネートする。
  • ④広告と内覧対応:物件の魅力が伝わる写真を撮影し、物件広告を充実させる。また、内覧に来た人の対応をする。

このように、ホームステージングは、物件の購入対象者となるターゲット層を明確にしたうえで、その人たちが内覧した時に最も良い印象を与えられるような部屋に演出していくという販促手法なのです。

先程紹介した通り、平屋は、購入ターゲットとなる人の層がある程度絞り込まれています。そのため、「ターゲット層を明確にしたうえで、その人たちに向けた演出を施す」というホームステージングが非常に相性が良く、販促手法として大きな効果を発揮しやすいのです。

もちろん、ホームステージングを実施することで、どのような平屋でもすぐに買い手が見つかるというほど単純ではありませんが、売却活動を有利にすすめるには非常に有効なので、導入を検討してみると良いでしょう。

まとめ

今回は、中古住宅市場で、「売却が難しい」とされる平屋をスムーズに売却するための方法について解説しました。

平屋は、昭和の時代の日本で積極的に建てられていた住宅の形というイメージが強いかもしれません。しかし、少子高齢化が進んでいる日本では、コンパクトな生活を実現できる平屋が、令和のこの時代に再注目されるようになっているのです。平屋であれば、階段移動が無くなり、日常生活上の家事動線が短くなるので、高齢者等でも生活しやすい住空間を作りやすいです。また、生涯未婚率が高くなっている現在、一人暮らしの方にとっては、平屋という選択が最もコストパフォーマンスが高くなると考えられていて、比較的若い層の方にも注目されるようになっているのです。

つまり、平屋の売却を考えた時には、きちんと売却ターゲットを設定して、その人たちに向けた売却活動を実施できれば、比較的スムーズに買い手を見つけることができるようになっています。特に、平屋は2階建て以上の物件がライバルになりにくいため、適切なターゲットの設定と魅力の訴求ができれば、高値売却も夢ではなくなるはずです。したがって、平屋の売却を検討した時には、ホームステージングの導入が非常におすすめできます!