セルフ内見のメリット・デメリット!ホームステージングは付き添いなしの内見導入に効果的
近年では、不動産賃貸における内見のやり方に変化が出てきていると言われます。一般的に、賃貸物件の内見については、仲介を担う不動産会社の担当者に付き添ってもらい、物件の内部を見せてもらうという方法をイメージする方が多いと思います。しかし、コロナ禍を経験した現在では、不動産会社の付き添いなしに借主希望者が一人で物件の中に入り、内見させるという方法を採用するケースが増えているのです。この他にも、インターネットを介して物件内部を確認するオンライン内見と呼ばれる手法も登場しています。
セルフ内見は、コロナ禍に密になる環境や対面する状況をなるべく少なくしなければならないという感染症対策のために生まれた手法なのですが、コロナ問題が解決され通常の生活スタイルが戻ってきた2025年現在も、セルフ式の内見手法を維持している物件も存在しています。これは、不動産会社や物件オーナーからすると、業務軽減対策に有効な手法とみなされていることが要因の一つでしょう。例えば、内見にスタッフが付き添いしなくても成約率が変化しないのであれば「業務軽減ができた方が良い」という考えや、コロナ禍でセルフ内見を導入していたけど特に問題は起きなかったし「コロナがあけてもそのまま継続しよう」と考えられているのだと思います。昨今は、少子高齢化による労働力不足が不動産業界でも指摘されるようになっていますし、人手不足解消の面から考えても有効な手法とみなされているのでしょう。また、借主希望者にとっても、従来の内見と比較すると、予約や時間調整の手間を省くことができる、より自由に内見が可能になるなどのメリットがあることから、積極的にセルフ内見を広めたいと考えている不動産会社も増えています。
ただ、セルフ内見は、コロナ禍で注目され始めたまだ新しい内見手法であることから、多くのメリットがある反面、一定のリスクも伴ってしまいます。そこでこの記事では、セルフ内見の仕組みを解説したうえで、この手法のメリット・デメリットをご紹介します。
セルフ内見の仕組みについて
それではまず、コロナ禍以降、新たな内見手法として取り入れられ始めた「セルフ内見」の仕組みについて解説します。
セルフ内見は、冒頭でご紹介したように、内見希望者だけで物件内を確認することができるという内見方法です。従来の内見は、不動産会社のスタッフや大家さんに付き添ってもらうという方法が一般的で、この方法の場合、単に物件の内部を見るだけでなく、設備の使い方や日当たりなどについて説明や案内を受けることができていました。しかし、コロナ禍には、密になる環境や対面する状況に配慮しなければならないなど、感染症対策が優先されることとなり、対面することもなく物件の良さを確認する方法としてセルフ内見が登場したのです。
セルフ内見の場合、他者に対面することなく内見が実施できるため、内見希望者は自分のペースで物件内部を確認することができるというメリットが得られます。なお、セルフ内見については、不動産会社や物件オーナーにとって、内見対応にかかる手間や時間を省けるという点がメリットとみなされ、コロナ問題が解決された現在でも継続する物件が増えています。内見対応に関する業務軽減については、内見時の流れを見てみると一目瞭然なので、以下で、一般的な内見の流れとセルフ内見の流れをご紹介します。
賃貸物件の内見の流れについて
セルフ内見の導入は、不動産会社や物件オーナーにとって、内見対応の手間を削減できるとされています。従来通りの方法で内見をしてもらう場合、以下のような流れで業務が進みます。
- STEP1 借主希望者から内見希望の問い合わせが入る
- STEP2 借主希望者が店舗に足を運び、物件紹介のうえ、内見する物件を決める
- STEP3 不動産会社のスタッフが借主希望者を物件まで案内する
- STEP4 不動産会社のスタッフもしくは大家さんの説明を聞きながら、物件を見学する
- STEP5 場合によっては、不動産会社のスタッフなどが追加で説明をする
従来の方法で内見する場合、上記のような流れで内見が進みます。この場合、不動産会社の担当者については、物件の紹介から内見する場所までの案内、物件の説明などの業務を実行しなければならないため、場合によっては1件の内見だけでも半日近くの時間がつぶれてしまう可能性があります。また、借主希望者からすると、内見中は不動産会社の担当者などから営業トークを聞かされることになり、自分のペースでのんびり内見することが難しくなります。
一方、セルフ内見の場合、不動産会社のスタッフや大家さんなどが立ち会うことなく、物件の内見を実施することができます。近年増えているセルフ内見は、以下のような流れで進みます。
- STEP1 インターネットの物件検索サイトで希望に近い物件を見つけ、内見予約をする
- STEP2 管理会社などから鍵の場所や開け方に関する情報がメールなどで送られてくる
- STEP3 予約日時に物件に足を運び内見する
- STEP4 内見が終わったら、施錠してから鍵を所定の場所に返す
セルフ内見は、上記のように、不動産会社などの付き添いなどが無く、借主希望者が一人で内見を進めることができます。自分の都合が良い日時を指定することができ、その日に物件に足を運べば、鍵を開けて好きなように物件内を見学することができます。不動産会社の店舗などに足を運ぶ必要もないため、1件の内見は30分程度で終了しますし、仕事の空き時間や仕事終わりのちょっとした時間を使って物件探しができるという利便性の高さが人気の理由です。また、営業トークが苦手…という方も多いですし、不動産会社のプレッシャーを受けることなく気軽に内見が行えるセルフ内見は、年々その人気が高くなっています。
ちなみに、セルフ内見の鍵の開閉については、主に以下の二つの方法が使用されています。
- スマートロック方式:スマートフォンアプリや暗証番号を使ってドアを解錠する
- キーボックス方式:鍵が部屋の外に設置されているキーボックスにおさめられていて、予約時に送られてきた暗証番号を入力すると鍵が取り出せる
セルフ内見の場合、予約システムを通じて鍵の情報を提供することが一般的です。
オンライン内見との違い
セルフ内見と聞くと、インターネットを介して物件の中を確認することができるオンライン内見をイメージする方も多いのですが、セルフ内見とオンライン内見は異なるサービスです。
オンライン内見についても、コロナ禍に始まったサービスで、感染症対策の面で非常に有効な内見方法として人気になっていました。そして、コロナ問題が解決した現在でも、遠方の方に内見してもらう手法の一つとして、現在でもこのサービスを継続している不動産会社は多いです。オンライン内見とは、借主希望者は、実際の物件に足を運ぶわけではなく、不動産会社の担当者のみが物件に足を運び、内部を撮影しながら案内するという方法になります。つまり、内見希望者については、パソコンやスマホの画面上で物件内部を視聴しながら物件のアピールポイントに関する説明を受けるという方法になります。
オンライン内見は、インターネット環境さえ用意出来れば、どこに滞在していても物件の内見ができるという点がメリットになります。内見希望者は、現地まで足を運ぶ必要もないので、移動にかかる時間や費用を削減することができるため、その手軽さから人気になっているのです。ただ、オンライン内見は、パソコンやスマホの画面上でしか物件を確認することができないため、正確なサイズ感や質感がつかみにくい点がデメリットになります。
セルフ内見のメリットについて
それでは次に、そこまで厳しい感染症対策が求められなくなった現在でも、なぜセルフ内見と呼ばれるサービスが維持されているのかについて考えていきましょう。
従来の内見方法については、不動産会社からすると物件の良さを細かく説明できる、内見希望者にとっても素人では分からない物件の良さを紹介してもらうことができるといったメリットが存在します。それなのに、両者のメリットである「物件の説明」を省く手法となるセルフ内見が継続されているのはなぜなのかと不思議に感じたという方も多いと思います。
これについては、セルフ内見は、不動産会社・内見希望者ともに、従来の内見方法にはないメリットがあるからなのです。ここでは、不動産会社と内見希望者、それぞれにとってのセルフ内見のメリットをまとめてみます。
不動産会社側のメリット
まずは、不動産会社や物件オーナーに対してのセルフ内見導入のメリット面からご紹介します。
- 業務の効率化による人手不足対策
不動産会社にとっては、内見業務に係わる手間や時間を削減することができる点が大きなメリットです。従来の内見は、顧客との窓口対応に始まり、顧客が希望する物件の内見にスタッフが同行するという方法が一般的です。この場合、窓口対応や内見の付き添いには、当然、人件費がかかっているのです。セルフ内見では、スタッフの同行が無くなるため、それ以外の業務に着手させることができ、業務の効率化を図ることができるわけです。 - 内見数の増加が期待できる
セルフ内見は、借主希望者が気軽に内見することができるようになるため、スタッフが同行する従来の内見方法と比較すると、そのハードルが下がることで内見数の増加という結果が期待出来ます。引っ越しを検討している方の中には、不動産会社の営業トークを苦手とする方もいて、スタッフと二人きりになる内見が高いハードルに感じられるケースもあるのです。セルフ内見の場合、自分の都合の良い時間に1人で物件を確認できるようになるため、そのハードルが取り払われるわけです。 - 空室期間の短縮が期待できる
内見者数が増加すれば、その分、成約率の向上も期待できるでしょう。部屋を借りるかどうかの最終判断は「内見」で決めるという方が多いはずです。内見にまで足を運ぶということは、家賃や設備、立地などの面については納得しているという証拠のため、安定した賃貸経営は、内見数の増加が非常に重要になるのです。セルフ内見は、内見のハードルが低くなるため、空室が生じても素早く埋められるようになる可能性が考えられます。
このように、セルフ内見は、不動産会社や物件オーナーにとってもさまざまなメリットがあるため、感染症対策として考案されたセルフ内見が、現在でも継続されているのでしょう。
借主側のメリット
次は、借主側のメリットについてです。セルフ内見は、借主にとっても、以下のようなメリットがあるとされています。
- 自分の都合の良い日時に内見できる
従来の内見方法の場合、不動産会社の営業時間内に限って内見が実行されていました。これは、不動産会社のスタッフが同行するという形であるため、勤務時間内にしか内見ができないという仕組みだったわけです。しかし、セルフ内見の場合、内見者が自分の都合に合わせて内見する日時を決定することができます。早朝や夜間、不動産会社が休日である場合でも、内見者の予定が空いていれば、その時間に内見を実施することが可能です。 - 自分が納得するまでじっくりと物件を確認できる
従来の内見は、不動産会社の担当者が同行して行われるため、他人の目を気にしながら短時間で物件の確認を行うのが通常です。もちろん、不動産会社側が「早く内見を終わらせろ」などと、急かしてくるようなことはありませんが、同行者がいると、内見者側が勝手にプレッシャーに感じてしまうこともあるのです。これが、セルフ内見の場合、内見者が一人で部屋の中を確認することになるわけなので、周りの視線なども気にすることなく、納得いくまで部屋を確認することができます。 - 不動産会社の営業を避けることができる
不動産会社の担当者が内見に同行するのは、成約をしてもらうためです。そのため、従来の内見の場合、契約を促すような営業トークを受けることになるため、内見者からすると、気軽に内見に行ってみるといったことが難しくなるのです。しかし、セルフ内見の場合、一人で内見に足を運ぶだけなので、そのような営業マンのプレッシャーを受ける心配がありません。そのため、純粋に物件の良し悪しだけで自分の判断を下せるようになる、内見に気軽に行けるようになるなどのメリットが得られます。
このように、セルフ内見は、不動産会社や物件オーナー側だけでなく、物件を借りる側にとってもさまざまなメリットがあります。
セルフ内見のデメリットについて
上記のようなメリットがある一方、セルフ内見には、いくつか注意しなければならないリスクやデメリットが存在します。もちろん、リスクやデメリット面についても、不動産会社と借主それぞれについてまとめてみます。
不動産会社側のデメリット
まずは、不動産会社や物件オーナーにとって、セルフ内見の導入にどのようなリスク・デメリットが存在するのかについて解説します。
- 物件の良さを詳細まで説明できない
従来の内見では、不動産会社のスタッフが同行し、物件詳細や契約次項に関して細かく説明することができていました。しかし、セルフ内見の場合、借主希望者が単独で内見することになるため、物件の補足説明などを実施することができなくなるのです。例えば、内見者が不安に感じた部分があっても、それを解消するための説明などができなくなるため、物件の状態によっては成約率が下がってしまうリスクも生じます。 - 破損・盗難リスク
セルフ内見の場合、物件側の人間が一人も同行しないため、内見時に物件の設備を破損させたり、備品を持ち去られてしまうリスクが残ります。特に、家具付き物件や、内見対策のためにホームステージングを実施しているという物件の場合、盗難のリスクが高まってしまいます。 - 不正利用のリスク
セルフ内見の仕組みを悪用し、内見目的以外で部屋を利用されてしまうリスクがあります。例えば、夜間の内見を申し込み、一時的な宿泊施設として利用されてしまうなどの、目的外利用の可能性が残ってしまいます。 - 物件の定期的なメンテナンス作業が発生する
セルフ内見を導入した場合、不特定多数の人に自由に内見してもらうことになります。そのため、部屋の中が汚れたり、鍵の閉め忘れが合ったり、誤って破損されたりするというリスクが生じます。いつでも良い状態で内見できる状態を維持するためには、定期的な物件のチェックや清掃などが必要になるので、管理の手間が逆に増えてしまう可能性があります。
内覧者側のデメリット
次は、内覧者にとってのリスク・デメリットです。
- 物件の説明が受けられない
内覧者にとっても、不動産会社のスタッフが同行せず、物件の詳細について説明を受けられないという点はデメリットの一つです。セルフ内見は、借主希望者が一人で内見を行う方法なので、物件に対する疑問点があったとしても、その場で解決することができません。 - 物件詳細を正確に把握できない
セルフ内見は、物件の設備の詳細はもちろん、周辺環境の説明など受けることはできません。そのため、近隣トラブルや騒音の有無を内見時に把握することが難しく、入居してから問題に悩まされるリスクが生じやすいです。従来の内見の場合、同行してくれる不動産会社のスタッフが、物件の良いところも注意点もしっかりと説明してくれるため、入居後のトラブルが少なくなります。
上記のほか、あまりありませんが、内見対象の部屋を間違えて、既存入居者とトラブルになってしまうリスクもあるでしょう。セルフ内見の場合、部屋番号を指定されるのですが、間違った部屋に勝手に入ろうとして、その部屋の入居者とトラブルになる、また管理会社側の手違いで、既に入居者がいる部屋を指定されてしまうなどといったこともあるようです。
セルフ内見を成功させるポイント
ここまでの解説で、セルフ内見は、不動産会社にとっては業務効率化や内見数の増加が期待できる、内見者にとっても、気軽に物件の内見に足を運ぶことができるというメリットがあると分かっていただけたと思います。不動産会社にとって、業務効率化が期待できるという点は、昨今の労働力不足問題の解消にもつながるため、感染症対策がさほど必要とされなくなった現在でも、セルフ内見が残っている理由になっているのだと思います。
ただ、デメリット面でご紹介したように、セルフ内見の場合、物件の良さを直接アピールすることが難しくなり、内見数が増えても成約になかなかつながらないという問題に発展する可能性は残ってしまいます。したがって、空室期間の短縮を目的にセルフ内見を導入する場合には、「契約してもらうための物件の見せ方」が非常に重要になるということを忘れないようにしましょう。
ここでは、セルフ内見を成功させるため、不動産会社や物件オーナーが押さえておきたいポイントをいくつかご紹介します。
物件の良さを伝えるPOPを用意する
賃貸物件の内見対策として「POPの用意」と聞いても、効果があるとは思えないと感じる方が多いかもしれません。POPは、スーパーや書店などで見かける、商品の良さをアピールするための広告のことを指しています。不動産の広告に関しては、ポスティングチラシや不動産会社の店頭などに掲載されているのを見かけることはありますが、内見に行った物件内に用意されている物を見た経験がある人は少ないと思います。
しかし、今まで内見時に広告用のPOPが用意されていなかったのは、不動産会社のスタッフが内見に同行し、アピールポイントをその場で説明してくれていたからです。しかし、セルフ内見の場合、このスタッフの同行が無くなるわけなので、今まであった物件のアピールがかなり弱くなってしまうと考えられるのです。そのため、この対策として、物件のアピールポイントをまとめたPOPを用意し、内見者の目に留まる位置に置いておくという方法がおすすめできるのです。
内見者用のPOPを作成する場合、以下のような点をアピールすると、スタッフの同行が無くても良さを理解してもらうことができます。
- フローリングやクロス張り替え済み!
- 防音効果を高めているため、生活音に悩まされない!
- 浴室乾燥機付きで雨の日の洗濯も安心!
- 無料Wi-Fi設置!
物件内に設置する広告用POPについては、内見者がパッと見ただけでは気付くことができないポイントをアピールすると良いです。物件の入り口部分に、物件のアピールポイントをまとめたプリントを用意し、その上で物件のアピールポイントの動線上に分かりやすく小さなPOPを設置すると、スタッフの説明がなくても良さを理解してもらうことができます。
なお、物件のアピールがしたいからと、部屋中のいたるところにPOPを設置するのは良くありません。この場合、広告POPだらけになると、物件の内装イメージが崩れてしまう可能性があり、悪印象になる恐れがあるからです。広告POPについては、ここぞというアピールポイントを3~5個程度選び、部屋のイメージを壊さないように設置するのが望ましいです。
第一印象を良くするためホームステージングを施す
セルフ内見の最大のデメリットは、物件に関する補足説明をすることができないという点です。内見者が部屋に入った時の第一印象は、そのまま維持された状態で内見が終了することになります。従来の内見の場合、不動産会社のスタッフが内見者の物件に対する印象を変えることも不可能ではありません。例えば、あまり良い印象を持っていなさそうな場合、「防音性を高めるためシンプルな内装になっていますが、騒音問題を抱えにくいですよ」「○○にTVを置くことで、広く使えますよ」など、内見に同行したスタッフが成約に繋がるように導くことも出来たのです。
しかし、セルフ内見の場合は、内見者が一人で物件内の確認を行うことになるので、何か不満に感じるポイントがあった時には、それを解消してあげることが難しいのです。逆に、内見者に「この物件に住んでみたい」と思わせることができれば、そのままの印象で内見を終わらせることができ、そのまま契約の申し込みに繋げられる可能性が高くなります。
セルフ内見を成功させるためには、内見者の第一印象を良くするということが非常に重要で、そのための対策として注目されている方法が「ホームステージング」です。ホームステージングは、近年、中古住宅の早期売却や賃貸物件の空室対策として注目されている方法で、部屋の中を家具やインテリア、植物や照明でコーディネートするという対策になります。空室状態のまま内見した時には、部屋のサイズ感やそこでの生活イメージを把握することが難しいため、なかなか成約に至らないというケースが多いです。しかし、家具やインテリアで空間がコーディネートされていれば、サイズ感を正確につかむことができるうえ、家事などの生活動線を具体的にイメージすることができるようになり、物件に対する印象が良くなるわけです。
先程紹介したように、セルフ内見の場合、物件の第一印象が強く残りやすいので、ホームステージングによりその部分を補強してあげることができれば、内見から成約に繋げるという流れがスムーズになると期待できます。
なお、デメリットの部分でご紹介したように、セルフ内見の場合、ホームステージングに使用している家具やインテリアについて、盗難リスクを無くすことはできないという点に注意してください。
まとめ
今回は、コロナ禍以降、不動産業界で新たな内見手法として注目され始めたセルフ内見について解説しました。
セルフ内見は、従来の内見方法とは異なり、不動産会社のスタッフの同行が無く、内見者それぞれが一人で物件の内見を実施するという方法になります。従来の内見手法と比較すると、不動産会社にとっては業務効率化が図れるというメリットがありますし、内見者にとっても自分の都合に合わせて気軽に内見に行けるという方法が人気の理由のようです。
しかし、セルフ内見は、物件の良さを補足することが難しいですし、何か疑問に思うことがあったとしても、それを内見者だけで解決することができないなど、いくつかデメリット面があるのも事実なので、その点は注意しましょう。内見から成約につながりやすくするため、ホームステージングによる第一印象の向上は非常に効果的な対策になるものの、内見者の疑問はスタッフの同行がない限り解決できないと思うので、セルフ内見が万能な対策とは考えない方が良いです。
どちらにせよ、セルフ内見から成約に繋げるためには、内見者が物件を見た時の印象を良くする必要があるため、セルフ内見を導入する場合は、ホームステージングの採用も検討するのがおすすめです。