西向きのマンションは売れない?西向きマンションがやめとけと言われる理由や売却する方法
今回は、マンションの売却において、方角が与える影響や、一般的に不人気とされている西向きのマンションの売却について解説します。
なお、マンションの方角については、バルコニーが設置されている方向で決まります。南側にバルコニーがあれば「南向きのマンション」、そして西側にバルコニーがあるマンションが「西向きのマンション」となります。このマンションの方角は、不動産市場において非常に重要視されるポイントとなり、一般的には「南向きのマンション」が高い人気を誇っています。
その一方、西向きのマンションは、物件の購入を検討している方から敬遠される傾向にあり、インターネットで少し検索してみると、「西向きのマンションはやめとけ」「西向きのマンションを選んで後悔した」と言った情報を見かけることが多くなります。実際に、不動産検索サイトなどを確認してみると、一番人気の南向きのマンションと比較すると、西向きのマンションは売却価格はおさえられている傾向にあります。
そのため、マンションの売却を検討している方で、その物件の方角が「西向き」である場合、「西向きのマンションは売れないのではないか…」と不安に感じてしまう人が多いようです。そこでこの記事では、その他の方角と比較して、西向きのマンションが「やめとけ」と言われている理由や西向きマンションを希望価格で売却するためのコツなどについて解説します。

マンションの売却と方角の関係性について
それではまず、マンションの売却に方角が与える影響について解説していきます。マイホームの購入だけに限らず、賃貸物件を探している方であっても、物件に求める条件として「南向きである」ということを無意識に指定していたという方は多いのではないでしょうか?
実は、不動産市場において、物件の人気を大きく左右するポイントとして、「マンションの向き」というものがあり、物件がどの方向を向いているのかによって成約までのスピードや成約時の価格に大きな違いが生じるのです。一般的には、南向きの物件が高い人気を誇るというイメージを皆さんも持っていると思うのですが、それでは物件の向きがこれほどまでに重要視される理由はなぜなのでしょうか?
ここでは、西向きの物件が敬遠される理由や、それ以外の向きの物件が持つ特徴などについて解説します。
西向き以外の物件の特徴について
まずは、西向き以外の物件について、それぞれの物件を選んだ時のメリット・デメリットを簡単にご紹介します。マンションなど、不動産の購入や賃貸を考える時には、「どの方角を向いているのか?」を意識する方が多いはずです。これは、物件の向きによって日常生活における快適性や利便性などに違いが生じるからなのです。ここではまず、南向き、北向き、東向きのマンションについて、それぞれの物件を選んだ時の特徴をご紹介します。
■一番人気は南向きの物件
不動産市場において、圧倒的な人気を誇る方角が「南向き」です。皆さんも、物件探しをする際には、南向きであることを重視する方が多いと思いますし、不動産会社側もこの傾向を理解しているため、南向き物件の広告には「南向きである」ということがデカデカとアピールされているケースが多いです。
南向きの物件は、午前午後を通して日当たりが良いことが人気の理由で、昼間は自然光だけで室内の明るさを保てることから照明にかかる光熱費を削減できるなどのメリットが得られます。また、洗濯物も乾きやすくなるため、日々の家事の手間を考えても、他の方角と比較すると、メリットが大きいと考えられているのです。
ただ、南向きの日当たりの良さは、昨今の夏場の異常な気温上昇により、デメリットになることもあります。たとえば、常に強い日差しが入り込むことで、夏場は室温が上がりやすく、空調コストが高くなってしまいます。また、自然光が常に入り込む状況にしておくと、家具や床、壁などが日焼けしやすくなるという問題に発展するのです。この他、物件の間取り設計の面でも、後々後悔する方が少なくありません。一般的に、南向きの物件は、家族が長い時間を過ごすことになるリビングを南側に配置します。ただ、この間取りの場合、寝室などの他の居室が北側に位置することになりやすいため、北側の部屋は冬場の日当たりが特に悪くなり、寒さを感じやすくなるというデメリットが生じるのです。
夏場の気温上昇が問題視されている昨今では、南向きの人気が少し落ちてきていると言われています。ただ、太陽光発電などの再エネ設備との相性が良い方角であることも事実なので、現在でも他の方角と比較すると人気は高いです。
■二番人気は東向きの物件
南向きの次に人気が高いのは「東向き」です。東向きの物件は、朝に日差しを取り込むことができるようになるため、間取りを工夫することでスッキリと目覚めることができるという点で人気になっています。また、午後になると、室内に日差しが入り込みにくくなるため、夏場は室温の上昇を防げるというメリットが得られます。昨今の夏場の異常な暑さを嫌う方の中には、南向きではなく東向きの物件を求める方も増えていると言われています。
しかしその一方、冬場は暖房コストが高くなる点に注意が必要です。東向きの物件は、午後からの日当たり効果が期待出来なくなるため、冬場は特に寒くなりやすいです。また、冬場は、昼間でも照明に頼らなければ明るさを維持できないなど、照明にかかる電気代も高くなりがちです。この他、洗濯物が乾きにくくなるため、乾燥機を頼らなくてはならなくなる場合、その部分の光熱費も上昇しやすくなります。
東向きは、南向きの次に人気が高く、特に夏場の暑さが厳しくなってきた昨今では、あえて「東向き」を選択するという方も増えています。しかし、冬場の電気代が高くなりやすいなど、明確なデメリットもあるので、その辺りは注意しましょう。
■最も不人気なのは北向き
南向きの反対になる「北向き」は、不動産市場で最も敬遠されている方角と言えます。
北向きの物件は、日当たりが悪く暗いこと、冬場は寒くて光熱費が嵩みやすいこと、湿気がこもりやすくカビが発生しやすいこと、洗濯物が乾きにくいことなどがデメリットとみなされ、その他の方角の物件と比較すると不人気とされています。北向き物件は、日陰になりやすい1階部分は、日中も照明が必要不可欠になり、さらに暖房や除湿費がかさむ傾向にあるため、生活がしづらいうえにコストがかかると考えられているのです。
北向き物件のメリットとしては、その他の物件と比較すると、人気が低いため、売り物件の場合は価格が安い、賃貸の場合でも家賃が安く設定されている点です。不動産の価格は、人気に比例して上下するものなので、需要が低い北向き物件は安くしないと売れない(借り手がいない)と考えられているわけです。ただ、北向き物件に対する認識は、昨今の夏の暑さにより、変わり始めていると言われています。北向き物件の場合は、夏場でも直射日光が入りにくくなるので、他の方角と比較すると夏でも涼しく過ごすことができ、エアコンにかかる電気代をおさえることができます。また、壁や床、家具などの日焼けによる劣化も防止できるため、中長期的な視点で考えると、家のメンテナンスコストなどをおさえられるのではないかと考える人がいるのです。
そのため、物件価格が安いなら北向きで良いと考える人が増えていると言われています。
西向きマンションはやめとけと言われる理由は?
ここまでの解説で、西向き以外の方角について、不動産市場でどうみられているのかが分かっていただけたと思います。上述の通り、物件の向きについては、南向きが最も高い人気を誇り、その次に東向きが人気で北向きが最も不人気とされています。
それでは、西向きの物件はどうなのでしょうか?基本的には、東向きと北向きの間に入り、3番手の人気といった扱いになるのですが、ネット上で西向きマンションについて調べてみると、北向きと同じぐらい否定的な意見を見かけることが多いです。それでは、西向きのマンションがここまで嫌われているのはなぜなのでしょうか?これについては、「夏場の暑さ」が大きな要因となっています。
皆さんもご存知の通り、太陽は東から昇り、南の空を移動して西に沈んでいくという動きをします。そのため、西向きの物件は、最も日差しが強くなる昼間から夕方にかけて太陽光(西日)が差し込むことになるのです。一般的には、物件の日当たりの良さに関しては「南向き」の印象が強いと思います。これは、南向きの物件の場合、高い位置にある太陽のせいで、西向きのように直接的に強い日差しが差し込んでくることがなく、ちょうど良い日当たり環境になるためです。
一方、西向きの場合は、非常に強い日差しが直接室内まで差し込んでしまうため、夏場は特に室温が上昇しやすく、エアコンの効率も落ちてしまいやすいのです。さらに、夏場は遅くまで日光が建物にあたることになるため、マンションなどの場合は、コンクリートが熱を保有してしまい、夜になっても温度が下がりにくくなるのです。そのため、1日中エアコンがフル稼働しなくてはならなくなり、夏場の電気代が高くなってしまうという問題に発展します。さらに、室内に強い日差しが差し込むのを防ぐためには、バルコニーなどの日除け対策が欠かせないため、この部分に手間もコストもかかります。日除けが不十分な場合、家具や床、天井が日焼けの被害を受けてしまいやすくなります。
昨今では、夏場の気温が異常なほど高くなっているため、西向き物件の暑さはさらに加速していると言えるでしょう。そのため、もともと「夏場の暑さが厳しい」ことで不人気だった西向き物件は、夏場の生活を不安に感じる方が敬遠する傾向にあるのだと思います。先程紹介したように、北向き物件は「夏は過ごしやすい」という点が評価され始めています。そのため、このまま暑い夏が続くようであれば、西向き物件は北向き以上に不人気になってしまう可能性もあるのではないかと指摘されています。
物件の向きが売却価格に与える影響
不動産の売却を考えた時には、物件の向きによって需要が変わるため、同じような間取り、設備の物件でも売却できる価格が変わるということを意識しておく必要があります。先程紹介した通り、不動産の価格は、需要によって上下するものなので、不人気とされる西向きや北向きの物件については、どうしても売却可能な相場が下がってしまいがちなのです。
なお、物件の向きが売却価格に与える影響については、以下の通りです。分かりやすいように、不動産市場で最も人気が高い「南向き」の物件を基準として、方角によってどれだけ評価が下がるのかをご紹介します。
- 東向き:南向きを基準として3~7%下がる
- 西向き:南向きを基準として5~9%下がる
- 北向き:南向きを基準として10%程度下がる
上記のように、不動産の売却価格は、物件の向きに大きな影響を受けることになります。西向きの場合は、北向きよりも下落幅が押さえられる傾向にあるとされていますが、昨今の夏場の暑さによって、今後はこれ以上の下げ幅になっていく可能性もあると言われています。
西向きマンションにもメリットはある
西向きのマンションは、夏場の暑さが嫌われるという理由から、どうしても売却価格が低くなる傾向になります。特に、夏場の異常な暑さが指摘される昨今では、北向き以上に敬遠される方もいるなど、より売却が難しくなっているのではないかとされています。
ただ、西向きのマンションについて、デメリットばかりで何のメリットもないのかというとそうではありません。どのような方角の不動産であっても、デメリットとなるポイントが存在する一方、そこに住む人に好まれるメリットというものが存在していて、物件探しをしている方の中には「西向きの物件」を探しているという方もいるのです。
つまり、西向きのマンションを売却したいと考えた時には、売主側が西向き物件のメリットを理解し、それを上手にアピールすることが重要になるのです。ここでは、その他の方角の物件と比較した時、西向き物件のメリットとなるポイントをいくつかご紹介します。
冬場は暖かく快適
西向きの物件は、午後から夕方にかけて日当たりが良くなります。そのため、冬場は、太陽光をしっかりと取り込むことができるようになるため、室温を暖かく保つことができ、快適に過ごすことができるようになります。
先程、西向きは夏場のエアコン代が高くなると紹介しましたが、冬場に関しては、しっかりと自然光を取り込むことができ、室温を維持しやすくなるので、暖房器具の使用を控えられ、光熱費をおさえることができると期待できます。空調にかかるコストについては、夏場よりも冬場の方が高くなりがちなので、1年を通してみた場合、西向きの方が安くおさえられる可能性もあるでしょう。
この他、西側にある部屋に関しては、日が沈むまでしっかりと日光が室内まで届くので、照明の使用を控えることができ、電気代の節約につながります。
洗濯物が良く乾く
西向きの物件は、洗濯などの家事のことを考えると、有利に働きます。西向き物件の場合、午後の強い日差しがしっかりと得られるため、遅い時間に洗濯したとしても、よく乾くというメリットが指摘されています。
一般的に、強い西日が差し込むことが西向きのデメリットとされているのですが、この強い日差しは洗濯物がよく乾くという結果をもたらせてくれるため、一方的なデメリットとまでは言えないのです。西向きの物件は、日照時間が長くなるので、冬場でも洗濯物が乾きやすくなり、朝に洗濯物を干せば、夕方にはしっかりと乾いた状態で取り込めるようになります。そのため、部屋干しをし直す手間などがなくなるので、日常の家事の手間を削減できる可能性があります。
自然光を楽しむことができる
西向きの物件は、自然光を上手に活用することができる人にとっては、毎日の生活を豊かにしてくれるという効果が期待出来ます。
西向きのデメリットである強い日差しに関しては、冷房や日除けによって対策を施すことができます。しかし、「自然光を長時間取り込む」ということに関しては、自然現象であるため、西向き以外の物件は工夫によって取り入れることが物理的に難しいのです。
西向き物件であれば、午後の早い時間から日没まで、自然な日光を自由に取り入れることができるため、あたたかな自然光を浴びながら自宅でリラックスすることができるようになるので、夏以外の季節ならとても過ごしやすい環境になるでしょう。さらに、西向きの物件は、夕日が沈む方向を自然の見ることができるため、毎日綺麗な夕焼けを楽しむことができるなど、眺望の良さが得られるのです。マンションの場合、ある程度、高い階数の物件であれば、美しい景色が楽しめるという点が大きなアピールポイントになる場合も多いです。
西向きマンションの売却はメリットを上手にアピールする!
ここまでの解説で分かるように、西向きのマンションは、北向きの物件と並んで不動産市場では敬遠されてしまう可能性が高く、売りに出してもなかなか買い手を見つけるのが困難とされています。実際に、インターネット上には、「西向きのマンションはやめとけ」や「西向きのマンションは後悔する」など、ネガティブな情報が溢れているのです。
こう聞くと、これから西向きのマンションを売却しようと考えている方は「売れないのではないか…」と不安になってしまうと思います。ただ、マンションの売却について、西向きであるという理由で、その物件が絶対に売れないというわけではないので安心してください。
先程紹介したように、西向きのマンションでも、他の方角にはないメリットが存在するため、その部分をうまくアピールすることができれば、意外に早く買い手を見つけることも出来るのです。そこでここでは、西向きのマンションを売却しようと考えている方に向け、高く早く売るためのコツについていくつかご紹介します。
メリット面をしっかりとアピールする
一つ目のポイントは、物件広告を作成する際、西向き物件に存在するメリットが購入希望者にしっかりと伝わるようにアピールするというものです。
マンションなどの不動産を売りに出す際には、チラシなどを作成して近隣に配布する、インターネット上の不動産検索サイトに物件情報を掲載するなど、中古マンションを探している方の目に触れる位置に広告を出すはずです。実は、マンションなどの不動産の早期売却や高値売却を目指す際には、この広告が非常に重要になるのです。
不動産を購入する方の行動は、物件広告を見比べて良さそうな物件を絞り込み、気になった物件については内覧に足を運び、物件の良し悪しを自分の目で確認するという行動に出ます。つまり、物件広告の段階で興味を持ってもらえなければ、内覧に来てもらうことができず、顧客との直接交渉ができないため、売却に苦戦する可能性が高くなるわけです。特に、西向き物件の場合、「夏は暑くて過ごしにくい」と言った潜在的な嫌悪感を持たれている可能性があるため、ライバル物件よりも目を引くような魅力的な広告を作らなければ、内覧者すら現れない…という状況になってしまう可能性があるのです。したがって、西向きのマンションを売りに出す際には、内覧者を確保するためにも、以下のような工夫を施しましょう。
- 冬場の過ごしやすさをアピールする
- 眺望の良さをアピールする(美しい夕日の写真など)
- 物件の良さが強調する(ホームステージングの実施など)
上記のように、「西向き」のデメリット面以上のメリットがきちんと伝わるような物件広告にすることが大切です。物件の方角については、どの向きの物件にもデメリットとなるポイントはあるため、西向きの良さや物件そのものの良さがきちんと伝わるようにすることが、早期の売却や高値売却のためには重要です。
売りに出すタイミングを工夫する
西向きのマンションは、「夏は暑くて過ごしにくい」というデメリットがある一方、「冬は自然光を取り込めるので暖かくて快適」という、季節によって真逆の特徴を持っています。そのため、売りに出すタイミングによって、売却の難易度が大きく変わるのです。
例えば、夏場に売りに出した場合、購入希望者が内覧に来た際には、物件のデメリットを直接的に体感させることになるため、全体的な印象が悪くなってしまう可能性があります。しかし、冬場などの寒い時期に売りに出せば、日当たりの良さや暖かさを体感してもらうことができ、西向きに対する印象が大きく変わる可能性があるのです。
西向きの冬場の暖かさを実感してもらえれば、「冬場でも暖房なしで暖かいため、光熱費が押さえられますよ」など、住み心地の良さや経済的なメリットを強くアピールすることができるようになるため、早期の成約が期待できるようになるのです。
ちなみに、何らかの理由で「夏場に売りに出さなければならない」など、売却時期を変えられない場合、暑さ対策を十分に施しておくようにしましょう。例えば、日差しが入る窓などに関して、すだれなどの日除け対策をしっかりと実行しておくことで、暑さを感じにくくさせることが大切です。西向きのマンションを夏場に売りに出す際には、「やはり西向きは暑いのだな…」と感じさせないことが重要です。
内覧時間を工夫する
西向きのマンションは、冬場でも、午後は自然光がしっかりと取り込めるため暖かく快適な住空間になるという点がメリットになると紹介しました。
つまり、寒い時期に西向きのマンションを売りに出す際には、自然光がしっかりと取り込める午後の時間帯に内覧を設定するのが良いのです。そうすることで、室内の明るさや暖かさを実感してもらうことができ、物件の快適性や光熱費削減などの経済的効果をしっかりとアピールすることができます。
また、内覧者がOKしてくれるようなら、日暮れ前の時間帯に内覧を設定するのも良いでしょう。そうすることで、内覧者に美しい夕焼けの景色を見せることができ、他の向きにはない西向きの良さをアピールすることができます。
西向きマンションの印象アップはホームステージングがおすすめ
上で解説している通り、西向きのマンションでも、物件広告や売却方法を工夫することで、早期かつ高値での売却を目指すことは不可能ではありません。
西向きのマンションには「夏は暑くて過ごしにくい」というデメリットがあるものの、冬場は過ごしやすく光熱費を抑えられる、さらに毎日美しい夕日を楽しむことができる眺望の良さなど、デメリットを打ち消すことができるかもしれない大きなメリットがあるのも事実なのです。
したがって、西向きのマンションを売却する際には、物件の魅力が最大限伝わるようにするということを心がけると良いです。そして、そのための販促手法としておすすめできるのがホームステージングです。
ホームステージングを採用するメリット
ホームステージングは、売却や賃貸を考えている物件の室内に家具やインテリア、照明などを配置することで、新築住宅のモデルルームのような魅力的な空間を作り、内覧者の印象を良くするという方法です。物件に足を踏み入れた時の第一印象が大幅に向上するため、内覧者に「ここに住んでみたい」と思わせることができ、早期の売却や高値での成約を期待することができるのです。
以下は、空室状態の物件画像とホームステージングを施した後の物件画像を比較したものとなります。


この画像からも分かるように、ホームステージングを実施した物件は、入居後の生活を具体的にイメージすることができるようになり、購入希望者は自分たちのライフスタイルに合った物件なのかどうかを判断しやすくなります。ホームステージング後の物件は、入居後の生活動線や家事動線が具体的にイメージできるようになるので、購入するかどうかの判断がしやすくなるのです。また、空室状態の物件と比較すると、空間そのものの魅力度が高くなることから、物件に対する価値も高く感じられるようになり、早期かつ高値での売却が実現しやすくなるのです。
西向きマンションの売却において、ホームステージングの実施は、以下のようなメリットがあると考えられます。
- 広告の段階で差別化ができる
ホームステージング後の状態を撮影し、その画像を物件広告に採用すれば、不動産検索サイト内でライバル物件よりも目を引く広告にすることができます。特に、西向き物件は、自然光をしっかりと取り込めるため、非常に魅力的な物件画像を撮影することができます。空室状態の場合、物件の魅力が伝わりにくいのですが、家具などがきちんと配置されていれば、新築のモデルルームのような魅力的な広告画像となり、内覧者の増加と言った良い効果が期待出来ます。 - 物件そのものの印象が良くなる
西向き物件は、冬場に売りに出すことで、寒い時期でも生活がしやすいという魅力を伝えることができるようになります。そしてその内覧の際には、きちんと家具などが配置されていて、魅力的な空間を作り出すことができれば、物件そのものの印象が良くなるため、購入するという判断をしてもらいやすくなるのです。ホームステージングを施すことで、そこでの快適な暮らしを具体的にイメージさせることができるようになるため、内覧者の購買意欲を高めることが期待出来ます。
ホームステージングは、広告の段階からライバル物件との差別化ができるようになり、さらに内覧時には物件の魅力を最大限伝えることができるようになるので、西向き物件など、明確なデメリットが存在する不動産の売却には、非常に有効な販促手法となります。
まとめ
今回は、西向きのマンションを売却するために注意したいポイントなどについて解説しました。
不動産の売却と物件の向きに関しては、「北向きの物件が圧倒的に不人気である」という印象を持っている方が多いと思います。マイホームの購入時には、風水などを意識する方も多いのですが、「北向き」の物件に関しては、風水的にも不吉とされていることから、もっとも不人気な方角というイメージが根付いているのです。
しかし、昨今では、北向きの物件に匹敵するレベルで「西向き」が敬遠されるようになっています。これは、夏場の異常な暑さが指摘されるようになった昨今では、西向きの物件は暑すぎて暮らしにくいのではないかと考えられているからです。確かに、午後から強い日差しが長時間入り込む西向きの家は、夏場の快適性が極端に落ちてしまうという問題があります。ただ、西向きの物件について、一方的にデメリットだけが存在するわけではないのです。
したがって、西向き物件の売却を検討した時には、デメリット面を意識させるのではなく、西向きならではのメリット面を上手にアピールするということが非常に重要になると考えてください。そしてそのための方法として推奨されているのがホームステージングなのです。