北欧テイストのモデルルームはファミリー向け物件に効く【事例公開】
北欧テイストは「明るい木目」「丸みのある家具」「1色の差し色」の3つで作れます。
リノベーション済みの物件や、家族向けの間取りと相性がよく、内覧に来た人に「ここで家族と暮らす場面」を思い浮かべてもらいやすいテイストです。
北欧テイストが向く物件、向かない物件
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北欧テイストは、明るい内装の物件と家族向けの間取りに向いています。
テイストは「好み」ではなく「どんな物件を、誰に売るか」で決めます。
向く:リノベーション済み、ファミリー向け、明るい床の物件
リノベ済み物件は、床や建具がすでに明るい木目や淡い色でまとめられていることが多く、北欧テイストの家具がそのまま馴染みます。
もう1つは、家族向けの間取りです。
北欧テイストの「温かみ」と「家族の時間」は相性がよく、内覧者が暮らしを思い浮かべやすくなります。
向かない:タワーマンション・都心ハイグレード
タワーマンションや都心の高価格帯の物件では、モノトーンやラグジュアリーモダンで仕上げることが多く、北欧テイストはあまり選ばれていません。
理由は、買う人の期待とのずれです。都心のハイグレード物件を検討する人は、「くつろぎ」より「洗練」「高級感」を物件に求めます。
明るい木目と丸みのある北欧テイストは、その期待に対して軽く見えることがあります。
「北欧」と「ナチュラル」の違い
北欧テイストとナチュラルテイストは似ていますが、カグカスの事例を見ると線引きがあります。ナチュラルは「木とやさしい色」で統一するテイスト。北欧は、そこに「1色の差し色」と「丸み」が加わります。
ナチュラルで明るい内装に、オーク材の家具を合わせるところまではナチュラルと同じ。
つまり、木だけならナチュラル、木に色と丸みが入れば北欧、と覚えておくと迷いません。
北欧に見せる4つのルール
北欧テイストは「木の色」「差し色」「家具の形」「落ち着きの残し方」の4つで決まります。
1. 木目はオーク・アッシュの明るい色
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北欧テイストの土台は、明るい色の木です。
床・建具・家具の木の色を明るい側で揃えると、部屋全体が軽く、広く見えます。
これが北欧テイストの第一印象をつくります。
2. 差し色は1色。ブルーが定番、グリーンも
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明るい木目に、1色だけ色を足します。カグカスの事例で多いのはブルーです。
グリーンもよく使われます。
大事なのは「1色」に絞ることです。色を増やすと、北欧ではなくカジュアルやポップに見えてしまいます。
3. 丸みのある家具で柔らかく
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家具の形は、角ばったものより丸みのあるものを選びます。
丸い家具は、子どもがいる家族にとって「安心」の記号にもなります。
ファミリー向け物件では特に効きます。
4. 「カジュアルに寄りすぎない」。ウォールナットで落ち着かせる手もある
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北欧テイストは、油断するとカジュアルに寄りすぎます。カグカスの事例には「カジュアルに寄りすぎない」という言葉がたびたび出てきますが、北欧でも同じで、上質さを残すことが大切です。
落ち着かせる方法の1つが、暗めの木を使うことです。
明るい木目が基本とはいえ、建具が暗い色なら、それに合わせるほうが物件の良さを引き出せます。
リノベ物件と北欧テイストの相性
リノベーション済みの物件には、内装に「アクセント」が入っていることが多いです。
青い建具、色のついた壁、ヘリンボーンの床など。北欧テイストは、そのアクセントを家具で受け止めるのが得意です。
内装のアクセント(青い建具、セージグリーンの壁)に家具を合わせる

リノベ物件の演出で最初に見るのは、内装にすでにある「色」です。それを消さず、家具で呼応させます。
どちらも、家具が内装の色と「けんか」せず、内装の良さが主役のまま見えるようにしています。
家具を内装に合わせるのは、カグカスの事例でいちばん多い基本の型です。
リノベと家具を一緒に考えた例

さらに相性がよいのは、リノベーションの段階から家具を想定しているケースです。
「部屋を作ってから家具を置く」のではなく、「置く家具を決めてから部屋を考える」。
この順番だと、壁の色と家具の色が最初から合い、間取りの使い方まで内覧者に伝わります。
カグカスはこれを「家具起点」と呼び、ホームステージングから逆算するリノベーションも手がけています。くわしくは空間プロデュースをご覧ください。
北欧テイストのホームステージング事例
ここまでのルールが実際にどう使われているか、3つの事例で見ていきます。
家族向けのスタンダード、上質なリノベのプレミアム、リノベから手がけた例と、タイプの違うものを選びました。
奈良・青いカウチソファが主役のファミリー向け
奈良県大和郡山市のLDK+4ROOMの事例。
リビングはブルーのカウチソファを主役にしたノルディックテイストで、丸みのあるオーク材の家具をベースに、温かく柔らかい雰囲気にしています。4つの洋室は主寝室、小学生の女の子の部屋、中学生の男の子の部屋、キッズルームとして、同じ北欧テイストで統一しています。
見どころは「部屋ごとに住む人を決めている」ことです。子ども部屋を「小学生の女の子」「中学生の男の子」まで具体的に設定すると、内覧した家族は自分の子どもを当てはめて見ます。4つの洋室がある物件の広さを、数字ではなく「暮らし」で伝えています。
東京・北欧ヒュッゲスタイルのプレミアム事例
東京都豊島区のLDK+1ROOMの事例。
折り上げ天井の間接照明とグレーのデザインウォールのある、上質なリノベーションが施された室内に、柔らかな木目とニュートラルなトーンで「北欧ヒュッゲスタイル」の空間をつくっています。テラゾー×木、トラバーチン×ガラスといった異なる素材の組み合わせと、ゴールドのアクセントやフロアライトなど細部にもこだわっています。
見どころは「北欧でも高級に見せられる」ことです。木目とやさしい色という北欧の基本を守りながら、石やガラス、ゴールドを少し足すことで、リノベの上質さに負けない格を出しています。プレミアム物件で北欧テイストを使うときの手本になる例です。
大阪・リノベから手がけた30代夫婦向け
大阪府枚方市のLDK+3ROOMの事例。
カグカスがリノベーションの段階からプロデュースしました。30代の若い夫婦がコンパクトな間取りで洒落てシンプルに暮らす姿を思い描き、LDKのバイカラーのアクセントクロスに呼応する青みのグリーンのソファと、オーク材で統一した家具を配置。雑貨でポップな色を散りばめ、明るく北欧らしい空間にしています。
3つの洋室は主寝室、書斎、将来の子ども部屋です。
ポイントは「買う人を先に決めて、部屋も家具も作っている」ことです。壁の色とソファの色が最初から合っているのは、リノベと家具を同時に考えたからです。これは後から家具を置くだけでは難しい仕上がりです。
まとめ
北欧テイストは、明るい内装の物件と家族向けの間取りで力を発揮します。
リノベーション済みの物件なら、内装にあるアクセントの色を家具で受け止めるだけで、北欧テイストは完成に近づきます。
北欧に見せる4つのルールは、次のとおりです。
- 木目はオーク・アッシュの明るい色
- 差し色は1色。ブルーが定番、グリーンも
- 丸みのある家具で柔らかく
- 「カジュアルに寄りすぎない」。ウォールナットで落ち着かせる手もある
都心のハイグレード物件では別のテイストが向くことも多いので、まず「どんな物件を、誰に売るか」から考えてください。












